ホンダフリードの中古車がアツい

中古車市場を見てみる前に、現在の新車販売台数ランキングをみてみます。

日本自動車販売協会連合会(通称「自販連」)がによると、2019年4月の新車販売台数ランキングベスト10で、メーカー別では、トヨタが7車種、ニッサンが1車種、そしてホンダは2車種となっています。

ホンダフリードの中古車市場はどうなっているのか

このベスト10のうち、ミニバンはどうかというと、7位にトヨタシエンタ、9位にトヨタヴォクシー、そして、10位にホンダフリードが入っています。

結局販売台数ベスト10にミニバンは3車種ということです。 ミニバンで人気のニッサンセレナは、13位となっています。

 

ニッサン関連で問題もあり、セレナはもともと人気もあったので、たまたまこの順位だったのかもしれません。

その他、トヨタの独壇場となっているのですが、ホンダは8位にフィット、そして10位にフリードがランキングしています。

そして、フィットとフリードの差は約400台となっています。 かつて№1だったフィットも販売台数は落ちてしまいましたが、それでもホンダの主力となっています。

そして、フリードもホンダの主力といっていい車種なのです。

さて、いまではホンダの主力車種となっているコンパクトサイズのミニバン、フリードの中古車事情はどうなのか見てみたいと思います。

ホンダフリード「最高にちょうどいいホンダ」は2代目も継承している

ホンダのホームページによると、

新型フリード/フリード+は、「7days Wonderful Mobility」をコンセプトに、「いつでも」、「どこでも」、「だれでも」用途に応じて思い通りに使えるコンパクトミニバンとして開発されました。

となっています。

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

「コンパクトミニバン」という言葉は、ここで使われています。 先代のフリードは好評で、「ちょうどいい」をコンセプトにしていました。

2代目フリードは、それをさらに進化させたクルマということです。

「知るほど!乗るほど!フリード!」 というCMもありましたね。

ちなみに、「FREED」車名の由来は、Freedom(自由)からの造語ということで、ホンダが作った言葉なのですね。

どこまでも自由な発想で追い求めたいということで、 Free(自由)にdo(行動する)を合わせた造語、意味 をこめています。

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

2代目フリードは2016年9月から発売が開始されました。

リアに採用したスライドドアの開口幅は665mmに拡大。

さらにステップ高を390mmと15mm下げたことで乗降性が向上している。

フリードはモビリオの後継モデルで、モビリオはキャパというフィットの前のゴロをベースにしたリア席荷台が大きな車の後継です。

モビリオになり室内が相当ひろくなった感じがしましたが、フリードになってその広さは増しました。

https://www.honda.co.jp/auto-archive/mobilio/2008/style/

さらに新型フリードでよりいっそう室内空間が増していった感じです。

室内空間を比べると初代ののモデルより1~3列目のシート間が90mm拡大され、大人でも快適に過ごせるスペースとなりました。

乗車定員は6人乗りと7人乗り仕様があり、1列目・2列目フラットモード、2列目・3列目フラットモードなど多彩なシートアレンジが可能。

6人乗り3列シートタイプの2列目はキャプテンシートとなっていて、360mmのロングスライドがでます。

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

パワートレインをみてみるとガソリンタイプは

最高出力131ps、最大トルク155Nmの1.5L直列4気筒DOHCエンジンです。

ハイブリッドタイプは最高出力110ps、最大トルク134Nmの1.5L

ガソリンエンジンとモーターが設置されたスポーツハイブリッドi-DCDというハイブリッドシステムです。

ガソリンエンジン車でのハイブリッド車でも2WDと4WDが設定されています。

燃費はJC08モードでガソリン車が17.6ハイブリッド車では27.2km/Lまで伸びています。

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

コンパクトミニバンという言葉は、このフリードで生まれたようですが、このタイプでハイブリッド4WDはほかにはありません。

ホンダセンシングに関しては、タイプ別で全タイプ標準装備というわけではありませんが、先進の運転支援システムは

衝突軽減ブレーキ(CMBS)、

ACC(アダプティブクルーズコントロール)

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

などをはじめとする8つの機能がパッケージングされています。

ホンダセンシングがついているのは魅力的となりドライバーの負担軽減と安全運転を生み出していると思われます。

それでは、現行型のフリード中古車はどんな状況になっているのでしょうか。

ホンダフリードの人気グレードはガソリンモデル+ホンダセンシング

現行型フリードが発売されてから3年で、中古車の流通台数は約640台。 その平均相場は約218万円となっています。

まだ3年ですので台数はこんなものかと思いますが、3ヶ月ごとのデータでみると、3ヶ月前より確実に増えてきています。

今後は右肩上がりに増えていくと予想させます。

値段はどうかというと、流通台数が増えても、中古車市場のフリード平均相場はほぼ横ばいです。

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

流通している現行モデルフリード中古車のグレードは、最も多く流通しているのが約32.5%を占めているガソリン車1.5Gホンダセンシングのタイプです。

ハイブリッドは人気があるのですが、やっぱり売れているのはガソリンモデルです。

ハイブリッドは新車価格が高いこともあって、中古車では引き合いも非常に多くなっています。

その次に中古車市場で多いのが、ハイブリッドのGホンダセンシングタイプです。

その次となるとハイブリッド車の最上級グレードとなるハイブリッドEXとなっています。

ホンダフリードグレードの平均相場

1.5Gホンダセンシングの中古車相場は3年たった現在20万円から207万円。

ハイブリッドGホンダセンシングの中古車相場は3年たった今では、237万円から239万円といった価格帯となっています。

そしてハイブリッドEXの相場は価格の開きも多くて238万円から247万円と約10万円の開き意があります。

これから4年5年と立っていくと、当然値段はさがっていきますが、中古車市場に流通している台数が多いグレードのガソリンエンジン車Gホンダセンシングのタイプとハイブリッド車のGホンダセンシングのタイプは、それほど値崩れしないで推移していくものと予想できます。

一方、ハイブリッドEXは高級グレードですが、値段の高さもあって、これからは大幅な値落ちになっていくようです。

ハイブリッドGホンダセンシングでも4WDとなると、値下げ幅はすくなく、人気を誇っています。

フリードのマイナーチェンジは小さな変更はあったののなかったのですが、2017年12月にModuloXがでたのが、唯一の変更といえます。

走りを追求したをModuloXですが、登場してからまだ2年ほどということで、台数もそれほどでているわけではありませんので、中古車市場ではほぼ出回っているいません。

今後はどうなっていっくのか そんなグレードによってまちまちな現行モデルのフリード中古車相場ですが、フリードの中古車でオススメのグレードはなにかというと、値落ちの傾向が激しい6人乗りのハイブリッドEXということです。

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

ハイブリッドEXの流通台数はフリード中古車全体の約10%で多くはないのですが、ホンダセンシングがついているのは、なにおいても魅力的です。

そしてインテリアイルミネーション、空気清浄機機能付きフルオートエアコンがセットとなっているCパッケージ標準装備ということで、このグレードは装備がお得のグレードです。

中古車の価格帯となると、状態により約169万~約277.8万円となります。 走行距離が短かい車は値段も高くなっています。

ナビは標準装備というわけではありませんが、このグレードの購入者はメーカーオプションやディーラーオプションなどでのナビゲーションを付けているユーザーがほどんどですので、中古車にもナビゲーションが搭載されているクルマが多いのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加