コンパクトミニバン フリード(FREED) と フリードプラス(FREED+) の改良新型モデルが10月18日に全国発売されました。
いわゆるマイナーチェンジですね。
現在のフリードがフルモデルチェンジしたのが2016年9月ですので、ちょうど3年ということになります。
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フリードマイナーチェンジでどう変わったのか
フリード改良新型をみてみると、フロントグリルやフロントバンパーが変更されています。
最近のホンダ車のデザインにみられるようなかたちですが、グリルのところまでボンネットがおりてきたようで、イメージは前のほうが良かったなという感じがしてしまいました。
ただ、装備はマイナーチェンジしただけあって、「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が全車標準装備となり、新たに後方誤発進抑制機能が追加されました。
フリードのマイナーチェンジで増えたグレードは
そして、マイナーチェンジにともないグレードが一つ追加されました。
いままでは廉価版のBタイプと標準のGタイプ、そしてハイブリッドのみEXタイプがありましたが、今回からBタイプはガソリン車のみとなり、ハイブリッドとガソリン車ともに、Gタイプとクロスター(CROSSTAR)タイプの2種類となりました。
クロスター(CROSSTAR)は外観をクロスオーバー仕様にしたということですが、クロスオーバーという意味合いがもともと曖昧で、SUVとよばれる車種とそんなに明確な棲み分けがあるとは思えないのですが、アウトドア的な仕様ということだと思います。
アクティブな遊び心を取り入れたということで、いまでは、軽自動車でもこのような車が増えました。
フリードのいままでのイメージにプラスして、気軽にアウトドアを楽しむように設定されたのだと思います。
もともとフリードプラスはアウトドア的な使い方をしていたユーザーも多いと思います。
フリードクロスターの外観をみてみると、ノーマルのフリードとちがったこちらはかっこいい専用のフロントマスクになっています。
そしてクロスターの専用パーツ(フロントバンパー・フロントグリル・フロントスポイラー・LEDフォグライト・ドアミラー)を装備し、ボディーカラーを変更を施しました。
「遊び心くすぐる」とかよくいわれますが、ルーフレールと専用アルミホイールも装備され見ていて楽しい車となっています。
フリードのマイナーチェンジで内装と車体色はどう変わったのか
インテリアをみてみると、クロスター専用となるカラーになっています。
室内フロントには木目調の専用パネルが装着されていて、プライムスムース×ファブリックの専用コンビシートが装備されています。
外装色には、「シーグラスブルー・パール」と「プレミアムクリスタルオレンジ・メタリック2」をホンダとして初めて設定したほか、 「シルバーミストグリーン・メタリック」「スーパープラチナグレー・メタリック」「プラチナホワイト・パール」をフリードとして初めて適用した。
- 今までのフリードのボディーカラーは
- ブルーホライゾン・メタリック(新色)
- シトロンドロップ(新色)
- コバルトブルー・パール
- プレミアムディープロッソ・パール(有料色)
- マンダリンゴールド・メタリック
- ホワイトオーキッド・パール(有料色)
- ルナシルバー・メタリック
- モダンスティール・メタリック
- クリスタルブラック・パール
マイナーチェンジフリードのボディーカラーは
- シーグラスブルーパール(Honda新色)
- プレミアムクリスタルオレンジ・メタリックⅡ(Honda新色)
- シルバーミストグリーン・メタリック(新色)
- プラチナホワイト・パール(新色)
- スーパープラチナグレー・メタリック(新色)
- クリスタルブラック・パール
- プレミアムクリスタルレッド・メタリック
- ルナシルバー・メタリック(ノーマルグレード専用)
- ミッドナイトブルービーム・メタリック(ノーマルグレード専用)(新色)
同じカラーは クリスタルブラック・パール ルナシルバー・メタリック ですね。
フリードのマイナーチェンジで走りや安全性はどう変わったのか
パワートレインをみてみると、ガソリンタイプでは1.5リットル直噴DOHC i-VTECエンジンにトランスミッションはCVTとなっています。
ハイブリッド車はスポーツハイブリッド i-DCDとなっていて、1.5リットル・アトキンソンサイクル i-VTECエンジンとトランスミッションは7速DCTで、これらはマイナーチェンジしても変わらないようです。
ハイブリッドはツーモーターになるかなという期待もありましたが、車体規格や値段的にも無理でしたね。
ホンダの予防安全技術である「Honda SENSING」は全車に標準装備となりましたが、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は改良され、前車追従する時の加速フィーリングがスムーズになっているということです。
また標識認識機能の性能もこれまでより向上しているようです。
そしてあらたに後方誤発進抑制機能がフリードのホンダセンシングに追加されました。
走行面においては、電動パワーステアリング制御(EPS)に関しては、いままでも市街地走行では軽快な操作だったのですが、高速道路などの高いスピードで走っているときも操舵力を強化させて安定したステアリング操作を実現させています。
「ステップダウンシフト制御」が新たにもうけられ、ブレーキ操作だけで自動でシフトダウンが行われるようになります。
「ジェイドRS」や「ヴェゼルRS」などに採用されている機能ですが、下り坂などでシフトレバーを操作しなくても、走行状況に応じてシフトダウンしエンジンブレーキが掛かるので運転も楽になりますね。
フリードのマイナーチェンジで価格はどう変わったのか
フリード改良新型モデルの価格は、1,997,600円から3,018,400円まで
フリード改良新型モデルの価格は、1,997,600円から3,018,400円まで マイナーチェンジ前と比べてみると、 おなじガソリン車のGホンダセンシングFF6人乗りのタイプで、2,100,000円から2,160,400円に上がっています。
ただ、この価格は消費税が8%から10%にあがったため差がひらいているので、 消費税抜きでは1,9444,000から 1,964,000円に上がったことになります。
ハイブリッドGホンダセンシングでは、2,496,000から2,561,900円に上がっていますが、 消費税抜きでは、2,311,000から2,329,000円にになったことになります。
クロスター(CROSSTAR)とGタイプの価格差を見てみると、22万円の差があります。
エンジンや走り自体はかわらないのでクロスター(CROSSTAR)の装備をどう判断するかですね。
22万円でクロスター(CROSSTAR)の装備は妥当ではないかと思います。