実際に役に立つ室内の広さが小さな車体のなかにある、それでいて運転もしやすい というフリードは大変人気があるモデルとなっています。! 「ちょうどいい」がキャッチフレーズになっていますが、日頃の生活にちょうどいいと言われる理由はなんでしょうか?
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ホンダ フリード/フリードプラス
“●全長×全幅×全高:4265×1695×1710mm
●ホイールベース:2740mm
●車両重量:1430kg
●エンジン最高出力:131ps/6600rpm
●エンジン最大トルク:15.8kgm/4600rpm
●モーター最高出力:29.5ps
●モーター最大トルク:16.3kgm
●タイヤ前後:185/65R15 “
中古車の参考価格帯:150万円〜260万円 (16年〜19年 ※全グレード)
ボディタイプはミニバンに分類されるのですが、フリードはコンパクトカーでもあります。
そして3列のシートを備えているので当然ミニバンにも分類されるという車でもあります。
多人数を乗せられるというのは、やっぱり魅力的ですね。
家族で子供が多くいる、3世代家族の場合一緒に移動できる、子供のスポーツの試合などの送迎に多人数を乗せられるなど、車1台で効率性があがります。
多人数を乗せるというとミニバンはかかせないものになります。
とくにフリードは7人乗りが設定されているので生活のなかで実用的になります。
多人数のりのミニバンというのは多くの車種が存在していますが、多人数をのせるだけに、車体は大きくなってしまいます。
多くは3ナンバーで、5ナンバーサイズでもそのサイズをめいっぱいつかって、車体は小型乗用車とくらべるとずいぶん長くなっています。
日本ではまだまだ狭い道や路地がたくさんあり、駐車場も狭い場所が多いのです。
そのため、車体が大きな車は運転しにくくなってしまいます。
車体が小さいければ運転がしやすいのはもちろんですが、駐車場が狭くても乗り降りがしやすいのです。
そんな場面まで考慮して、コンパクトカーをはじめとした小さな車を選ぶのも多いのです。
フリードは、そのコンパクト性と多人数が乗れる便利性の要素を兼ね備えています。
日常生活では、扱うにはちょうどいい車体サイズであり、それでいて多人数でも移動できるように実用性なのです。
もちろん大きな車体のミニバンはほかにもたくさんあります。
小さな車体で、しかも3列シートのミニバン、そしてそれにスライドドアがついているとなると、現在のモデルではトヨタ シエンタとこのホンダ フリードだけになります。
フリードの使い勝手がいいもうひとつのポイントとして、室内の天井が高いこととスライドドアが装備されているところです。
コンパクトカーに比べて天井が高いため、後席の開口部が広くなります。
そのため乗降性がよくなっているのです。
この乗降性にくわえて、スライドドアであれば、ドアが開いた状態でも邪魔にならず、両手がふさがった場合でも、乗り降りはしやすくなります。
たとえば赤ちゃんを抱えたままでも、大きな荷物をもったままでもそんなに邪魔にはなりません。
子供など勢いよくヒンジドアでは、隣を確認しないで勢いよく開けてしまうと、隣の車にあたらないかとひやひやしますが、スライドドアはその点安心ですね。
そのうえ電動スライドドアになっていれば、運転席からスライドドアの開閉をコントロールでき、閉め忘れるや、操作がわからない搭乗者がいても安心です。
まとめるとフリードは 運転がしやすい 室内は多人数がのれて実用的 乗り降りがしやすい 日常生活に“ちょうどいい”小さなミニバン です
フリードとフリードプラスはガソリン車とハイブリッド車が設定されている
ガソリン車とハイブリッド車ではフロントグリルやヘッドライトの飾りの色が違います。 リアは違いを見つけられませんでした。
内部のスペースを重視しているデザインですが、フロントウインドウは大きくとってあり、十分に寝かせてあるので、視界は良好です。
車体の前方はフロントから流線型をしているのですが、後部は広さを重視しているためか、四角くなっています。
ステップワゴン、とくに初期型のステップワゴンでは、室内の効率を求めて「箱型」になってしまっていますが、フリードは、適度に流線型でちょうどいい形となっています。
後席ドアは全車スライド式ドアとなっています。
Gタイプは運転席側は電動ではないのですが、オプションで電動とできます。
電動というのは、とくに人を乗せたときに便利に働きます。
フリードは後席の有無で2つのタイプから選べる
フリードプラス(上)/フリード(下)
フリードプラスは2列シート仕様 「フリード」と「フリードプラス」の違いは、3列目にシートが有るか無いかです。
2列仕様となるフリードプラスは3列目のシートがなく、そのため、シートとしまうスペースもいらないため、荷室空間が広く、シートをしまうためにつくられたスペースも十分に活用することができます。
3列目をつかわないのであれば、広い空間のステーションワゴンとなるフリードプラスは魅力的です。
フリードにはスポーティな「モデューロX」が設定されています。
専用のエアロパーツは、単に外観の飾りだけでなく、走行中の風の流れをとりこみ、直進する時の安定性をアップさせます。
そして、専用のサスペンションも装備され、専用のアルミホイールも装着します。
また、モデューロXには9インチのナビが装着されます。
車いす仕様車 選べる3タイプのライフケアビークル 「サイドリフトアップシート車」では2列目に、「助手席リフトアップシート車」では助手席に、電動で車外に出してくれるシートが備えられています。
車いす仕様車では、フリードは荷室の床が低くなっているフリードプラスをベースにしているため、あまり改造しなくていいため、一般的な車いす仕様の車両に比べ、安い値段でできます。
フリードの良い点悪い点 インパネは、メーターが高い位置にあり、見やすくなっています。
フィットなどでは、たしかにハンドルにさえぎられて、表示の一部がみにくいところもあるのですが、フリードはハンドルに邪魔されずに表示が確認できます。
そして、前方と表示との視点の移動が少なくなり運転はしやすくなっています。
※写真は2016年式 フリード やはり気になるのは3列目のシートに座ったときの感んじがどうかということです。
小さな車体に3列シートというと、どうしても車体の大きなミニバンのようにゆったりとは座れません。
ゆったり感はないけれども、大人でも一応無理なく座れる感じでではあります。
子供なら問題ないですが、大人の長時間移動となるとやっぱり敬遠したいかなという感じです。
2列目のシートは、6人乗りは左右シートが独立したタイプとなっていて、7人乗りは左右がつながったベンチシートのタイプです。
3列目のシートを格納するときは、左右跳ね上げ式となっているため、少しスペースを使ってしまいます。
左右が分割していて、片側のシートだけ畳むということもできるようになっています。
また運転席の周辺は収納スペースが多いのもフリードの特徴になっています。
フリードプラスって何がスゴイの?
[その1]
ロングテールゲート&超低床フロア フリードプラスは3例目のシートがないため、荷室の床面がたいへん低くなっています。
床が低いので、普通のフリードよりも、床から天地までの高さが増しているので、荷物を荷物を積むことができるようになっています。
また、フリードプラスの荷台はボードで上下を分割できるようになっています。
荷物室の下のほうに荷物が積めるというのは、細かい荷物をたくさん積むのに都合がいいのです。
普通のフリードよりも床が低い分だけリアゲートの開口部が広くなっているのもいいですね。
[その2]
車中泊もできるのが最も魅力的 床面のボードで荷室の床面を完全フラットにしてしまうこともできます。
このふらっとにした状態で、大人ふたりなら横になれるスペースが生まれます。
このスペースは車中泊に最適なスペースとなります。
車中泊のみならず、サーフボードのような長いものを車内に積むときにも便利になります。
初代モデルの中古車はどうなのか
初代モデルは現行モデル同様、「無理なく座れる3列目」という仕様になっています。
現行のモデルと同様にガソリン車とハイブリッドが存在します。
さらに、2011年10月以前には、3列目に3名が座れる仕様もありました。
その当時は8名乗車モデルもあったのです。
いま初代フリードの中古車相場は下がっていて、大変お買い得な価格帯となっています。
中古車参考価格帯:40万円〜200万円(08年〜16年 ※フリードスパイクを除く)
現行モデルの中古車は
現行モデルの登場から4年が経ちましたが、フリードは人気があり中古車相場は高値で安定しています。
しかしながら、登場初期の2016年または17年式となると100万円以下の車体あり、求めやすくなっています。 中古車市場で物件が多くて安いのは、3列シート車でハイブリッドでない「G」です。 フリードプラスに関してはまだ中古車市場に出回っている車が少ない状態です。