ちょうどいいサイズということで発売されたフリードですが。実際のところ広いのでしょうか狭いのでしょうか? ユーザーの意見や他メーカー車などとくれべてどうなのか見ていきたいと思います。
フリードのサイズは広い?それとも狭い?
フリードを選ばれるのには、コンパクトでありながら、6~7人が乗車できるというところに大きな理由があります。
見た目は同じホンダのフィットをすこし大きくした感じなのに、室内をみてみるとその広さに驚きます。
それがいままでの車にないすごく新鮮さを感じるのです。
室内が広いと言っても、その広さを感じるのはあくまで個人の感想なので個々でその感覚は違ってきます。
また、ユーザーがどのような用途で使うかによっても、広い狭いの感覚は違ってくると思います。
私もフリードのオーナーでしたので、私の感想もいれさせていただき、外寸から車内の広さまでを紹介シていこうと思います。
それでは、フリードの車両寸法をカタログ値からひろっていきます。
HYBRID G FFタイプだと
全長は4.265m
全幅は1.695m
全高は 1.710m
となっていて、全長や幅はタイプによってもかわらないのですが、高さに関しては、4WDなどで違いがあります。
しかしほとんどのタイプがこのくらいの値と思っていいでしょう。
運転することに関して大きさを比べる場合、高さはそれほどきにならないのですが、車の長さの50㎝長いとその差は大きいようです。
一番こまるのが駐車場に入れるときですね。 女性であれば、よくスーパーやホームセンターなどにいきますが、その駐車場に停めやすいほういが好まれます。
車をスムーズに入れないと、混雑時には次々と車が来るため迷惑になり、こちらもあせってしまいます。
自宅の駐車場においても同じだと思います。
中には交通量の多い通りに自宅があり、そこで駐車するにはもたもたしているとそれこそ迷惑になります。
この点に関して、フリードでは、コンパクトカーやセダンよりも視界が高い位置にあるため見やすく、車体がそれほど大きくないので小回りもできて、女性でバックが苦手といった方でも比較的ラクに駐車できます。
この点はフリードの利点の一つと言えます。
車の取り回しが簡単ということだけをとれば、コンパクトカーなどが簡単なのですが、フリードの利点は、この小回りや取り回しが簡単な上、買い物でも、多量の物を買っても室内の広さゆえ、置くスペースに困りません。
また、取り回しがいい上に、多人数が乗車することができます。
この多人数乗りということをみてみると、実際に人が乗ったときどのような感じなのかが重要な要素となります。
運転席・助手席に座ると、なるほど視界もよく座り心地もいいです。
2列めのシートに座ってみると、シートはゆったりしていますし、天井も高いので十分な余裕があり、圧迫するかんじはなく広く感じます。
そして、足元も、太めなわたしでも膝が前の座席から十分余裕があり、広々と感じます
問題は3列目シートなのですが、実際に座ってみると、ちょっと太い私には窮屈でした。
足元もだいぶ狭くなっています。
子供なら問題ないのですが、大人だと長時間座っているのはきついかもしれません。
運転の取り回しのしやすさがいい分、この部分が犠牲になっているといえるかもしれません。
購入を考えているならば、3列目シートまで乗り心地のいい車にするか、形だけでも3列目シートに乗れて、取り回しのいい車にするか考える必要があります。
それなので、3列目シートも広い快適な空間がほしいのであれば、ステップワゴン、日産であればセレナ、トヨタであればノア・ヴォクシー・エスクァイアなどになってしまいます。
このクラスは5ナンバーサイズなのですが、フリードよりはサイズが大きくなり、運転の取り回しは悪くなってしまいます。
フリードのサイズはどんな家族構成や用途にむいているのか
フリードの特徴の1つは、車がコンパクトでありながら、室内が広いということが上げられ、他の車にはない大きな特徴ですが、この特徴はどのように生かされるのでしょうか?
フリードの外観はコンパクトでありながら室内は広い!特徴を十分に活用できる家族構成、そしてその用途はどのようなものがあるでしょうか?
大きな大人が5人以上となれば、3列目シートを広く使えるミニバンといわれるワンボックスカーを選ぶことになると思います。
フリードは、家族に子供がいる場合で、大人は4人までで、子供が2人くらいというのであればフリードにぴったりとなります。
口コミによると、おじいちゃんおばあちゃんなど、お年寄りのかたであれば、3列目シートもそんなに苦にならないようです。
それなので、たまにおじいちゃんおばあちゃんが乗られるという場合でも、フリードは最適な用途になります。
おじいちゃんおばあちゃんのみならず、知り合いのかたもたまに乗車されるというときには、やはりコンパクトカーでなく、このフリードを選んでおきたいですね。
子供が1人ならコンパクトカーで十分ですが、子供が2人いて赤ちゃんもいるのであれば、チャイルドシートは必須となります。
チャイルドシートを装着するとなると、今のチャイルドシートは大きなものも多いので、フリードクラスの車が必要となってきますね。
子育て中のママさんであれば、フリードのラクラクウォークスルーの機能が喜ばれています。 車外に出ずに室内を移動でき、子供の世話がしやすいのですね。
フリードは荷物も十分載せれますでの、ベビーカーを載せても気になりません。 そんなところがいい評価をうけているようです。
先日介護施設に送迎されている車をみたら、フリードが使われていました。
住宅街だと結構狭い道もありますし、多人数の大きな車だと通行しにくいところも結構あります。
そして、フリードであれば、お年寄りも方が多人数乗り込んでもそれほど苦になりません。
そして、ミニバンなどワンボックスカーは比較的乗り降りの床が高いのですが、フリードは地上最低高が135mmの低床構造となっているため、お年寄りの方でも乗り降りがしやすいのです。
いまでは、ミニバンの福祉車両も増えましたが、コンパクトミニバンといえるフリードにも福祉車両の設定があります。
思ったより多くの福祉車両が市場にでています。
それだけ需要もあるということですね。
それなので、必要ならばそちらを選ぶ選択もあります。
軽自動車のNーBOXのラゲッジスペースは、自転車を立てたまま積めることができるとして、発売されました。
フリードのラゲッジスペースでもこの点はクリアしています。
これだけのラゲッジスペースはアウトドアが好きな方には使い勝手がよく、荷物をよく積んだり運んだりするには非常に便利に使うことができます。
日頃の生活にも、バカンスにもさまざまな場面で使い勝手がいいのが魅力ですね。
フリードのサイズを他車と比較してみました
フリードに一番近い車として、トヨタのシエンタがあげられます。
大きさもさほどかわりありませんし、乗車定員も同じくらいです。
ここでは、そのほかに5ナンバーサイズのミニバンワンボックスカーとも大きさを比較していきたいと思います。
まずフリードのサイズからハイブリッド GのFFタイプで、
・全長 : 4.265m
・全幅 : 1.695m
・全高 : 1.710m 4WDは1.735m
【シエンタのサイズ】
・全長 : 4.260m フリードより5mm短い
・全幅 : 1.695m フリードと同じ
・全高 : 1.675m フリードより35mm低い (HYBRID G 2WDタイプ)
【ステップワゴンのサイズ】
・全長 : 4.760m フリードより495mm長い
・全幅 : 1.695m フリードと同じ
・全高 : 1.840m フリードより130高い
(SPADA HYBRID G)
【ヴォクシー ノア のサイズ】
・全長 : 4.695m フリードより フリードより430mm長い
・全幅 : 1.695m フリードより フリードと同じ
・全高 : 1.825m フリードより フリードより115高い
(HYBRID V)
【アルファードのサイズ】
・全長 : 4.950m フリードより685mm長い
・全幅 : 1.850m フリードより155mm広い
・全高 : 1.950m フリードより240mm高い
(Executive Lounge S)
サイズの数値をみてみると、一番近いのがシエンタです。
数値は長さ5mmと高さ35mmの違いですが、ユーザーの口コミでは、フリードのほうが開放感等がこの数値以上に大きいようです。
それでも、フリードと似ているのは、排気量 サイズ、そしてグレードにより違いはありますが、車両価格に関してもシエンタです。
どちらも甲乙つけがたいいい車なので、サイズというのは選ぶのに決定的は基準ではなさそうです。
選ぶポイントとしては、フリードは室内シート間がウォークスルーになっているのに対して、シエンタは2列めがベンチシートのためウォークスルーはできません。
子供の世話に手間がかかる場合はウォークスルーになっていたほうがいいのかもしれません。
が、2列めのシートの座り具合はシエンタのほうがいいのかもしれません。
どのユーザーや家族が、どんな装備を必要とするかによって選ぶポイントが違ってくるようです。
この点は数値だけをみてもわからない点ですね。
ステップワゴンやノア・ヴォクシーはフリードやシエンタより一回り大きな車ですので、選ぶ対象は違ってくるようです。
アルファードとなると、3ナンバーサイズで幅も15㎝以上大きくなるため、全く違った車ということになります。
コンパクトでありながら室内広めの車というとフリードかシエンタですが、インテリアや細かいところを比べてみると、個人的にはフリードがいいようです。
しかし、結局はその人の好みということになりそうです。